2020.4.17
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
昨夜、私のFacebookに以下の投稿をしました。
「早速、今日、顧問税理士契約を解除したよ。今後は、申告のみお世話になることにして。まさに「伸びんがために縮む」やな。
実は今の状況は、決して嫌いじゃない。徹底したコストカットの動機ができた。乾いた雑巾を、更に絞りにかかっている。
優良企業というものは、不況を迎えるごとに強くなっていく。そして、残念なことに繁栄の中で肥大化し、その重みに耐えかねて衰亡し始める。
そんなことを考えながら、高坂正尭「文明が衰亡するとき」を久しぶりに読み始めた。
少し前に、ここFacebookに、指数関数的思考とコロナウイルスに対する恐怖感との関係についての経済学者の論考を紹介した。その時のコメントで、理系と文系、理論家と経験派、経済学者と歴史家という対比を、自分は列挙したと記憶する。
そのときイメージした歴史家が、高坂正尭なんやな。理系研究者や経済学者がやたら指数関数グラフを出して、また数式を挙げて未来予測をしようとすると、高坂正尭が「でも君なあ、現実にはそういう風にならんと思うわ。例えば昔、こんなことがあってな。」「人間というのは、最初は間抜けなもんやけど、すぐに学んでよりましな対応をしてくる。そういうことも数式に取り入れられるんやろうか?」などと、問いかけてくる姿が想像される。
「文明が衰亡するとき」をじっくりと味わってみよう。」
以上です。
「疾風に勁草を知る」という言葉が大好きな私です。今、全身で疾風を受け、心が躍り、逸る気持ちを必死に抑えています。自営業者、投資家の真価が問われるときが到来しました。倒れる者は倒れるでしょう。万一、自分がこの疾風に倒れるのであれば、その程度の器だったというだけのこと。
弁護士としても、また投資家としても、私は自分のときが訪れるのを待っています。真のチャンスは、危機の中にしかないので。
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