2020.4.13
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
コロナウイルスの話題を書けば、結構このホームページにアクセスがあるのは当然として、意外なことに、交通事故事件など弁護士業務に関する集客・営業にも役立っているようです。私の文章やロジック展開、読みやすさを評価していただけたということで、これは全く狙っていたわけではないのですが、そういうこともあるのですね、という感想です。中には、お医者様からのお問い合わせもありました。事案が弊所では取り扱っていない分野のものでしたので、お受けすることができませんでしたが、そのお医者様は、私の書く文章を面白く読んでくださっていたということでした。
ただ最近の情勢としては、政府としても、また専門家会議としても、PCR検査を本当は多数やりたかったのであるが、準備不足という日本の事情によりできなかっただけであり、PCR検査に意味がないとか、軽症者でベッドが埋まってしまうとか、そういう理由ですべきではないという主張は消えてしまっているように感じます(なお、最もおかしかったのは、偽陰性の人が町を出歩くから、というものでしたが、これは検査をしない場合、町を出歩く人の母集団が偽陰性の人を包摂する検査希望者全員になる、ということを見落とした理屈であり、反論に値しないものですが。少々体調が悪いというだけでは会社を休めない大半のサラリーマンの存在を、敢えて無視した議論です。)。
今後は、ドイツ等諸外国のやり方を参考として、安全、正確かつ大量迅速という、難しくかつ新しい課題に挑んでいくことでしょう。世界中で様々な工夫をして蓄積されたノウハウを取り入れながら、前に進んでいくことを期待しています。
安倍総理周辺としても、読売新聞や日経新聞の報道によると、厚生省の技官を、まるで「坂の上の雲」の「伊地知一派」として、生贄とする方向性になっていますね。安倍総理は、今までは乃木大将だったがこれからは児玉源太郎となるという、一人二役で技官を黙らせて、早期診断~アビガン投与という勝利の方程式を確立して、世界を日本、いや安倍総理が救うというストーリー狙いでしょうか?政治家であっても、経営者であっても、新しい問題を解決するとき、最後は頭の固い専門家集団と対決しなければならないことが多いです。今回は、専門家会議と厚労省技官を峻別して、後者のみが「悪」だったというストーリーで、安倍総理が一喝して黙らせれば、敵を少数に絞りつつ、国民に理解しやすい物語を提示できるため、政治的ポイントが高いように感じます。
そろそろ、交通事故に関する話に戻りましょう。
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