2020.4.3
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
昨夜、Facebookに投稿した内容の引用です。
「失敗の本質」とその続編である「戦略の本質」は、万一、コロナ罹患で隔離生活に入るときに読み直すべき課題図書に入っています。
「大兵力、大火力、大物量主義をとる敵に対して、いたずらに後手に回って兵力逐次使用の誤りを繰り返した。情報機関の欠陥と過度の精神主義により、敵を知らず、己を知らず、大敵を侮っていたのである。(p.68より)」
「日本軍は、初めにグランド・デザインや原理があったというよりは、現実から出発し状況ごとにときには場当たり的に対応し、それらの結果を積み上げていく思考方法が得意であった」(p.285より引用)・・・「このような思考方法は、客観的事実の尊重とその行為の結果のフィードバックと一般化が頻繁に行われるかぎりにおいて、とりわけ不確実な状況下において、きわめて有効なはずだった。しかしながら、すでに指摘したような参謀本部作戦部における情報軽視や兵站軽視の傾向を見るにつけても、日本軍の平均的スタッフは科学的方法とは無縁の、独特の主観的なインクリメンタリズム(積み上げ方式)に基づく戦略策定をやってきたと言わざるをえない。」(p.285より引用)
PCR検査数の抑制~質への逃避「追跡検査」に対する過剰な期待、
データ軽視、
自らに都合の良い主観的分析(いわゆる物語)への陶酔
調達(ホテル等の隔離施設含む)軽視等
自分自身の政府・専門家会議批判の雛形は、やはり若き日に読んだこれらの本の中にあったんだなあ、としみじみと感じています。」
引用は以上です。
しかし、日本の「専門家」たちが、嬉々として「3密」とか言い出したのを見て、「俺はそういうことは5歳のときに幼稚園の先生に教えてもらったよ。」と思ってしまいました。日本の頭脳が終結して、真顔でそんなことを「大発見」したとか言っていた段階で、自分は何かを諦めることができたのかもしれません。
自分や家族の命を守れるのは、自分だけという、考えてみれば当たり前のことを、強烈に実感しています。
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