2020.1.4
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
昨日、「批判精神」という言葉をここで使いました。個人的にはほとんど使わない言葉でしたが、正月を迎えて今年をどんな年にしようか、去年の自分がどのような活動をしていたのか、ということをじっくりと考えていると、ふとこの言葉が浮かんできました。
また、正月に作家の塩野七生さんが学習院の高校生に語りかける番組を見てから、自由な精神というものの尊さを考えていたことも影響していたのかもしれません。
更に、特に若い同業者の方とお話をしていると、裁判所や裁判官に対して、高度の、と言うより高度過ぎる信頼感を持つ人が増えてきているのではないか、と思わざるを得ないことが多くなってきている、という経験の影響もあるでしょう。もちろん、その分野の知識や経験が乏しい段階では、取り敢えず自分を殺して裁判官のやることを肯定するのが無難だという、未熟な人間固有の臆病さは誰もが若い頃に持っていたことなのでしょう。しかし、それを超えた何かを、彼らから感じることが少なくありません。
また、「空気を読む」ことを尊重する昨今の傾向は、学習や研究により正確な知識を確立することを難しくするという問題点を孕んでいるのではないでしょうか。楽なんですよ、「空気を読む」ことに徹して生きることは。学ばなくてもよい、というか、学ばないほうが無難ですらある。とすれば、そのような若者は、年をとっても変わることができないのではないか、という不安はあります。
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